伝統構法の屋根の形は次にあげる四種がある。
■入母屋造り(いりもやづくり)
寄せ棟造りの棟木を水平に伸ばし、切り妻屋根となるような形をつくる屋根。
■錣屋根(しころやね)
屋根の流れ方向の面の途中に段差を設け、段差から上が切り妻のものや入母屋造り、寄せ棟造りの形をなすものとがある。
■切り妻造り(きりつまづくり)
棟を中央部にとり、左右に勾配のある屋根。
■寄せ棟造り
棟を寄せて造る屋根で大棟と四方の隅棟を持つ屋根で小棟造りともいう。