この他、造作材には次の木材なども使用される。
■桜(サクラ) バラ科 落葉高木
生産地 東北から九州まで分布。
堅くて強い性質があるので部屋と部屋の敷居に使われる。まっすぐに伸びない木なので長尺ものは少ない。
東南アジアなどから輸入材として入ってきている。
■桐(キリ) ゴマノハグサ科 落葉高木
白っぽい美しい色味を持ち、虫がつき難く湿度の調節がよく、軽くて断熱性、吸音性もあり加工がしやすい特徴がある。
たんすや押入れの壁、天井、床やクローゼット、納戸などの壁に張るのがよい。
中国産も輸入されているが除湿能力が弱い。
■タモ 広葉樹
堅い木で木目が美しいので造作材として窓枠、ドア枠、クローゼット扉、キッチンの扉などに使われる。ドア等に柾目で鎧板とすると美しい木目が生かされる。造作物を同一材でまとめると高級感が出て実にいい和風の味が出る。