木戸門からみた大坂町三丁目の町並み。通りの両側に町屋が軒を連ねる。高くそびえるのは町会所の火の見櫓。

[右]木造の町屋が密集していた大坂の町は、ひとたび火災が起こると大災害となった。このため角町には用水桶が置かれていた。『街能噂』によると、江戸の用水桶は木製であったが、大坂は町名を刻み込んだ石造りであった。
[左]大坂三丁目の木戸門。町の入口に立つ門の正面には町名と「張札堅無用」とかかれた木札が打ち付けられている。