[左]路地と裏長屋。表の町家の背面には、狭い路地に沿って裏長屋が並ぶ。近世大坂の典型的な都市景観である。
[右]裏長屋の屋根の上には、明かり取りと煙出しをかねた天窓が開いている。軒先には物干しが作られている。

[上]町会所脇から入る路地の突き当たりには朱塗りの小祠がまつられている。背後の楠は高密度な都市空間にあっては貴重な緑であった。
[右上]裏長屋の一画には共同井戸と共同便所が設けられている。大坂では共同便所は惣雪隠とよばれ、屋根は瓦葺きで戸も内法の高さがあった。江戸の裏長屋の共同便所は、屋根は板葺きもあり、戸は半戸といって上半分は開放されたままであった。
[右]間口1間半、奥行2間半の空間に四畳半の畳の間。標準的な長屋の暮らし。