縁側は憩いの場所、冬など日向ぼっこにもってこい。庭と座敷を結ぶ中間の部屋としても利用価値がある。また、親しい来客の対応としても格好の場所であり、人と人のふれあいで縁を結ぶところから「縁側」の名前が付いている。素材としては陽ざしに強く、脂があり湿気に強い黒松がよいが檜もその香りから適した材料である。
 
縁側天井
化粧垂木は台杉の磨き丸太か角材を小舞打して、赤松の柾目の枌(そぎ)仕上げしたものを化粧板として用い、落ち着いた和風造りの味を出している。